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引き直し計算をしても多額の借金が残ってしまう時は・・・

2009.6.10 借金問題

引き直し計算をしても多額の借金が残ってしまう時は・・・

 先日、借金が返済できなくなったので債務整理をしたいというお客様がお見えになりました。さっそく貸金業者から取引履歴をとりよせ利息制限法による引き直し計算をしましたが、予想以上に借金が残ってしまいました。
 そこで、破産について説明すると、「財産が全部取られるのではないか?、戸籍にのってしまうのではないか?仕事を辞めないといけないのではないか?選挙権が無くなるのではないか?」等、とても心配されていました。
 破産によるデメリットとしてあげられるのは、信用情報がブラックリストにのり、一定期間は金融機関からの借り入れができないこと、そして免責確定まで成年後見人や会社の取締役になれないことです。戸籍や住民票に記載されることもなく、仕事を辞める必要もありません。逆に、司法書士に依頼された後は、厳しい取立てが止んで仕事に集中できるようになります。
 利息制限法に基づいて引き直した債務額が3年程度で返済できないのであれば、破産を選択して再出発をはかるのも一つの方法だといえます。無理をして返済しつづけても、さらなる借金を増やしてしまうだけなのです。
 申立費用が工面できない方は、公的な機関である日本司法支援センター(法テラス)が司法書士費用等の立て替え制度を行っております。立て替えられた費用については、無利息で毎月の分割払いができることになっていて、毎月の返済額も利用者の事情に応じて柔軟な対応をしてくれます。
多額の借金に苦しんでいる方は、まず一度ご相談ください。一緒に借金の問題を解決しましょう!!
(担当:大城 早苗)

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